第36回 結婚したいのに、本当は結婚が怖いあなたへ
〜アクセルとブレーキを同時に踏む、婚活疲れの正体〜
「早く結婚したいです」
「安心できる家庭を 築きたいんです」
そう言って、 結婚相談所に入会し、 お見合いを頑張っている。
それなのに、 いざ仮交際が順調に進み、
「真剣交際に 進みませんか?」
と、 お相手から具体的な話を された途端。
急に息が苦しくなって、 逃げ出したくなることは ありませんか?
「本当にこの人で いいんだろうか」
「私の自由が なくなってしまう」
「なんだか急に、 相手の嫌なところばかり 目についてきた」
そうやって、 自ら関係を壊すような 行動をとってしまったり、
「やっぱり違いました」 と、理由をつけて お断りしてしまったりする。
そして、 また振り出しに戻り、
「私って、 本当は結婚したくないのかな」
と、自己嫌悪に陥る。
もしあなたが今、 そんな
**「アクセルとブレーキを** 同時に踏んでいる状態」 で苦しんでいるなら。
今日は、 その心の奥にある **「変化への恐怖」**について、 少し深いお話をします。
■ 婚活疲れの本当の理由
婚活が疲れるのは、 お見合いで初対面の人と たくさん話すからだけでは ありません。
一番心を削るのは、
「進みたい自分」と、 「進むのが怖い自分」の、 強烈な綱引きです。
頭(理性)では、 「結婚したい」 とアクセルを踏んでいる。
でも、 心(無意識)では、
「結婚したら、私が壊れる」 と、全力でブレーキを 踏み込んでいる。
この矛盾したエネルギーが、 あなたの心と身体を 激しく消耗させているのです。
・LINEの通知音が鳴るたびに、 ビクッとしてしまう。
・デートの約束が近づくと、 なぜか体調が悪くなる。
・相手が好意を見せてくると、 急に気持ち悪く感じてしまう。
これらはすべて、 あなたの心が 「これ以上近づかないで!」
と出している、 **防衛本能(ブレーキ)**です。
では なぜあなたは、 それほどまでに
「結婚(他人と深く関わること)」 を恐れているのでしょうか。
■ あなたが本当に恐れているもの
「いい人がいないから」 「ピンとこないから」
多くの方は、 交際が進まない理由を **「相手のせい」**にします。
でも、 厳しいことを言いますが、 それはダミーの理由です。
あなたが本当に 恐れているのは、 相手の欠点ではありません。
あなたが恐れているのは、 「今の自分の生活(安全基地)が 侵されること」 なのです。
これまで、 仕事も一人で頑張ってきた。
休日の過ごし方も、 お金の使い方も、 すべて自分で決めてきた。
一人は寂しいけれど、 そこには 「誰にも傷つけられない」
という、 絶対的な安全がありました。
でも、結婚とは、 その安全な領域に 「他者」という異物を 迎え入れる行為です。
・私のペースが乱されるかもしれない。
・私の素を見せたら、 幻滅されるかもしれない。
・相手の期待に応えられず、 失敗するかもしれない。
その恐怖が、 **「比較の霧」**となって あなたの視界を覆います。
「もっと他に、 私を変えずに済む完璧な人が いるんじゃないか?」
そうやって、 目の前の人から 逃げる理由を 必死に探してしまうのです。
■ マリッジブルーとは違う「深い傷」
「これって、ただの マリッジブルーですよね?」
そう聞かれることが あります。
でも、 ナオト式では、 少し違う角度から見ます。
ただの「環境の変化への不安」なら、 話し合えば解決します。
でも、 相手が近づいてくること自体に 強い恐怖や嫌悪感を感じるなら。
それは、 過去の経験から作られた、 「精神的な自律」の揺らぎ かもしれません。
「私は、 ありのままでは愛されない」
「他人と深く関わると、 必ず傷つく」
そんな、 心の奥底にある傷が、
あなたを**「守りのモード」**に 引き戻そうとしているのです。
■ ある会員さんの実話
(順調になると逃げたくなる女性)
以前、 30代後半のSさんという 会員様がいらっしゃいました。
彼女はとても優しく、 相手への気遣いができる 素敵な女性でした。
彼女には、 仮交際で3ヶ月が経ち、 毎週のようにデートを重ねている 同年代の男性がいました。
彼はとても誠実で、 Sさんの話をニコニコと聞き、
「Sさんといると落ち着く」と 好意をストレートに 伝えてくれる方でした。
そしてある日のデート帰り。
彼から、 「次は、真剣交際に 進む前提で会えませんか?」 と、前向きな言葉をもらいました。
婚活において、 これ以上ないほど 順調で、幸せな瞬間です。
でも、 その日の夜。
Sさんから私に、 パニックになったような長文のLINEが 送られてきました。
「ナオトさん、助けてください。
彼から真剣交際の話が出た途端、 急に彼と一緒にいるのが 気持ち悪く感じてしまったんです」
「今日、彼の服のセンスが すごくダサく見えました。 食べ方も、気になりました」
「やっぱり、 彼は運命の人じゃない気がします。 交際終了にしたいです」
■ ベッドの中で鳴るLINEの恐怖
私はすぐにSさんと オンラインでお話ししました。
画面越しの彼女は、 泣きそうな顔をしていました。
「彼からのLINEの通知音が鳴るたびに、
ビクッとして、 胃のあたりがギュッと 締め付けられるんです」
「返信を打とうとすると、 息が苦しくなって、 スマホを放り投げたくなるんです」
「私、やっぱり 結婚に向いてないんでしょうか。
一人で生きていくしか ないんでしょうか」
私はSさんに、 ゆっくりとこう言いました。
「Sさん。 それは、彼が嫌いになったから じゃありませんよ。
Sさんの心が、 **『これ以上、私に踏み込まないで!』
**と 全力でシャッターを 閉めようとしているだけです」
Sさんが恐れていたのは、 彼の服のセンスでも、 食べ方の癖でもありませんでした。
彼女が本当に怖かったのは、
「これ以上親密になって、 本当の私を知られたら、 いつか幻滅されるかもしれない」 という恐怖でした。
■ 「見捨てられる恐怖」が暴走する時
婚活で苦戦する女性の中には、 このSさんのように、
「関係が深まることへの強烈な恐怖」 を抱えている方が、 驚くほどたくさんいます。
彼女たちは、過去の恋愛や、 幼少期の親との関わりの中で、
「素の自分を出したら、 否定された」
「信じていた人に、 突然見捨てられた」
という、 心の深い傷(トラウマ)を 持っています。
だから、 相手が近づいてくると、 脳内の警報器が ジリジリと鳴り響くのです。
「危険だ!」 「これ以上近づくと、 またあの時みたいに傷つくぞ!」と。
すると、心はどうするか。
「相手に見捨てられて傷つくくらいなら、 先に自分から関係を壊してしまおう」
そうやって、 無意識のうちに **「自爆スイッチ」**を 押してしまうのです。
相手の粗(あら)を探し、 「ほら、やっぱりこの人は違う」と 正当な理由をでっち上げ、
自分から「交際終了」を告げて、 安全な「一人の世界」に 逃げ帰る。
これを心理学では、 **「防衛本能」**と呼びます。
Sさんは、 彼を嫌いになったのではなく、
「傷つく前に、自分を守っただけ」 だったのです。
■ 「私なんか」という呪縛
「今年こそ結婚する」 「幸せな家庭を築く」
そう頭で強く決意しても、 いざ現実が動き出すと 動けなくなる理由。
それは、 心の奥底に、
「私なんか、 ありのままで愛されるはずがない」
という、 強烈な自己否定が へばりついているからです。
「今は私のいいところしか 見ていないから、 彼は優しいんだ」
「でも、 朝起きてすっぴんで、 イライラして不機嫌な私を見たら、 絶対に嫌われる」
そう思い込んでいるから、 結婚という「日常」を共有することが 怖くてたまらないのです。
あなたは今、 アクセル(結婚したい)と ブレーキ(傷つきたくない)を、
両足で思い切り 踏み込んでいる状態です。
だから、 エンジンが空回りして、 煙が出て、 異常なほど疲れてしまう。
「婚活疲れ」の正体は、 お見合いの数が多いからではなく、
この**「自分の中の矛盾したエネルギー」**が あなたを焼き尽くしているからです。
■ 逃げ続けても、安心は手に入らない
厳しいことを言いますが、 この「自爆グセ」を放置したまま 婚活を続けても、 永遠にゴールには辿り着けません。
仮に、 条件が完璧な王子様が 現れたとしても、
あなたは必ず、 その王子様の「欠点」を 顕微鏡で探し出し、
「やっぱり違う」と言って 逃げ出すでしょう。
なぜなら、 あなたが逃げているのは 「相手」からではなく、
**「他人と深く関わる責任」**や **「傷つく覚悟」**から 逃げているだけだからです。
この「防衛の鎧」を 少しずつ脱いでいかない限り、 本当の安心感は 一生手に入りません。
■ ナオト式しあわせコンパス
3つのステップ
では、どうすれば この無意識の「自爆スイッチ」を解除し、
本当に安心できる結婚へ 進めるのでしょうか。
ナオト式しあわせコンパスで、 あなたの心のブレーキを 優しく、
でも確実に外していきましょう。
1️⃣ 整える
(「相手のせい」をやめる)
まず、 交際が順調に進みそうになって、
急に「なんか嫌だ」 「相手の欠点が気になってきた」 と感じた時。
相手をお断りする前に、 一度立ち止まってください。
そして、 自分にこう問いかけてください。
「私は今、 彼が嫌になったの?」
「それとも、 関係が変わるのが怖くて、 逃げようとしているの?」
相手の欠点を 虫眼鏡で探すのをやめ、 **「自分の恐怖」**に目を向ける。
自分がブレーキを踏んでいることに 気づくだけで、 パニックは半分に減ります。
2️⃣ 感じる
(「不完全な私」を許す)
あなたが逃げたくなるのは、
「完璧な妻にならなきゃ」
「嫌われないようにしなきゃ」 というプレッシャーがあるからです。
そのプレッシャーを、 手放してください。
デート中、 相手を楽しませることより、
「自分がリラックスできているか」 だけを感じてください。
・うまく話せなくてもいい。
・気を使えなくてもいい。
・ダメなところを見せてもいい。
「こんな私でも、まあいっか」と、 自分に許可を出してあげるのです。
3️⃣ 信じる
(傷つく覚悟を持つ)
最後は、 少しの勇気が必要です。
相手と深く関われば、 必ずどこかで傷つきます。 意見がぶつかることもあります。
でも、 それは「失敗」ではありません。
「傷つかないこと」を 目標にするのではなく、
「ぶつかっても、 一緒に話し合える関係を作ろう」と、 未来の自分を信じてあげること。
防衛の鎧を脱いだ人にしか、 本当の「安心」は訪れません。
■ 自爆スイッチを解除した
Sさんのその後
先ほどの、 真剣交際を申し込まれて パニックになったSさんの話には、 続きがあります。
カウンセリングで、 「私が怖がっているだけだった」 と気づいたSさん。
彼女は次のデートで、 思い切って彼にこう伝えました。
「真剣交際の話、 すごく嬉しかったです。
でも私、実はすごく怖がりで。 関係が進むと、
いつか嫌われるんじゃないかって、 逃げ出したくなっちゃうんです。
だから、 少しだけ待ってもらえませんか?」
嫌われる覚悟で伝えた本音。
でも彼は、 驚くこともなく、 優しくこう言ってくれました。
「そっか。 言ってくれてありがとう。
Sさんが怖いなら、 無理に進めなくていいよ
僕はずっと待つから、 Sさんのペースで大丈夫だよ」
その瞬間、 Sさんの中で張り詰めていた糸が プツンと切れ、
涙が溢れて止まらなかったそうです。
「ダメな私を見せたら終わる」 と思っていたのに、
ダメな私を見せたことで、 初めて『絶対的な安心』を 手に入れたのです。
彼女はその後、 自ら彼に真剣交際を申し込み、
今は結婚に向けて 穏やかに準備を進めています。
■ 今日からできる小さな一歩
🌷 次のデートで、 相手に少しだけ **「自己開示」**をしてみてください。
「私、実はこういうところが ダメなんです」
「実は、〇〇が苦手なんです」
その「不完全なあなた」を 見せた時。
相手が笑って受け止めてくれるなら、
その人は、 あなたがこれ以上 逃げる必要のない、 **「運命の味方」**です。
もう、 自ら幸せを壊すのは 終わりにしましょう。
あなたは十分に、 愛される価値がある人なのですから。
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今回のテーマは、 婚活で最も多い 「こじらせパターン」の根幹です。
合わせて読むことで、 より深く「自分の軸」が 見えてきます。
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文章とは少し違う形で、 同じテーマを動画でも 話しています。
「順調になると逃げたくなる」 という方は、 こちらも必ず見てください。
(チャンネル名: しあわせコンパスサポーター♡ナオト)
🌷次回予告
(第37回)「“なんか違う”を繰り返す、 減点方式の終わらせ方」
・仮交際はできるけど、次が続かない。
・相手の嫌なところばかり目につく。
・「いい人なんだけど…」で終わる。
それは、 相手が悪いのではなく、 **「あなたの前提」**がズレているからです。
次回は、 婚活を終わらせるための **「見方の転換」**について お話しします。
📩 無料個別コンサル(状況整理)
「頭では分かるけど、 怖くて行動できない」
「いつもいいところで、 自分から壊してしまう」
「自分のブレーキの外し方が、 もう分からなくなってきた」
もしそう感じているなら、 それはあなたの 性格のせいではありません。
「関係の築き方の前提」が ズレているからです。
このまま自己流で悩み続けて、 大切な時間を浪費しますか?
それとも、 一度プロの視点を入れて、 根本から思考のバグを 修正しますか?
Happy. for youの個別相談は、 ただの悩み相談ではありません。
あなたが無意識にかけている
**「幸せへのブレーキ」**を見つけ出し、 外すための時間です。
「もう、同じ失敗を 繰り返したくない」
そう本気で思う方だけ、 相談に来てください。
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