■ 善意が裏目に出る、恐怖のコミュニケーション
前編でお話しした通り、 男性が 仮交際で 静かに冷めていく時、
そこには 明確な 「原因」 があります。
あなたが 「彼に嫌われないように」 と、
必死に 絞り出した 気遣いの言葉が、
皮肉にも、 彼の 「好きになるセンサー」 を破壊しているのです。
ここでは、 実際に 多くの男性が 「もう会いたくない」 と感じた、
禁断の具体フレーズ を3つ、 解剖していきます。
① 「なんでもいいです」
(=俺に関心がないの?)
食事のお店や デートの行き先を 相談された時。
あなたは つい、 こう言って いませんか?
「私は、 なんでも いいですよ」
「〇〇さんの 好きなところで 大丈夫です」
これは、 一見すると 「相手を立てる 謙虚な女性」 に聞こえます。
でも、 受け取る側の 男性の脳内では、 全く別の 翻訳がなされています。
男性は、 あなたの 「喜びの正解」 を探しています。
「なんでもいい」 という言葉は、
彼にとって 「ヒントゼロの無理難題なテスト」
を突きつけられた のと同じなのです。
「俺に 興味がないから、 適当に 答えているのかな?」
「俺とのデートを 楽しもうという 気がないのかな?」
そうやって、 彼の 「ヒーロー願望」 は、 行き場を失い、
次第に あなたへの 熱量が 奪われていきます。
② 「合わせます」
(=私は空っぽの箱です)
「私は 〇〇さんに 合わせますね」
この言葉も、 婚活女性が 多用しがちな フレーズです。
あなたが 相手を 尊重しているつもり なのは、 よく分かります。
でも、 何度も 「合わせます」 と言われると、
男性は 「あなたという人間」 の形が 1ミリも見えなく なってしまいます。
「この人と 一緒にいても、 手応えがない」
「何を言っても 『いいですね』 としか返ってこない」
そうなると、 男性は あなたを 「体温のあるパートナー」 ではなく、
自分の言葉を ただ 繰り返すだけの、
「高性能なオウム」 のように 感じてしまうのです。
男性が 一生を共にしたい と思うのは、
「意見のない 着せ替え人形」 ではありません。
不器用でも、 自分の 「心の軸」 を持ち、
「私は これが好き」 「私は こうしたい」 と、
しっかりとした 「個」 を感じさせてくれる 女性なのです。
③ 「大丈夫です」
(=俺は頼りにならないの?)
彼が 何かを 提案してくれた時。
あるいは、 彼が 重い荷物を 持とうとした時。
「あ、 大丈夫です。 自分でできますから」
そうやって、 反射的に 拒絶して いませんか?
自立した 30代・40代の 女性ほど、
他人に 頼ることを 「負け」 や、 「迷惑」 だと感じて、
無意識に この言葉を 使ってしまいます。
でも、 男性にとって 「大丈夫です」 という言葉は、
「あなたの助けなんて必要ありません」
という 強烈な 拒絶のメッセージ として響きます。
「俺は 彼女の 役に立てない」
「俺が いなくても、 彼女は 幸せそうだ」
そう感じたとき、 男性の 「守ってあげたい」 という 本能は 消滅します。
可愛げのない 「自立」は、
婚活においては 「鉄壁の防御壁」 となり、
彼との 距離を 永遠に 埋められないものに してしまうのです。
■ ある会員さんの実話
(完璧な「いい子」だったAさん)
以前、 ハッピーフォーユーに 在籍していた、
30代後半の Aさんという 女性がいました。
彼女は まさに 「非の打ち所がない」 女性でした。
美人で、 仕事もできて、 性格も穏やか。
お見合いをすれば、 ほぼ 100%の確率で 仮交際に進みます。
ところが、 Aさんは いつも 「2回目のデート」 の後に、
相手の男性から 交際終了を 告げられて いました。
ある時、 3人連続で 同じタイミングで 振られた彼女は、
私の前で ボロボロと 涙を流しました。
「ナオトさん、 私、 何が いけないんですか?」
「失礼なことも 言っていないし、 笑顔で 話を聞いて、
相手に 合わせてきました」
「それなのに、 みんな 『いい人だけど、 なんか違う』 って言うんです」
■ 焼肉デートで起きた「沈黙の悲劇」
私は、 彼女の デートの様子を 詳しく 深掘りしました。
そこには、 Aさんの 「無意識の地雷」 が、 大量に 埋まっていました。
例えば、 2回目のデートで 焼肉に行った時の 話です。
男性が 「何から 焼こうか?」 と聞いたとき。
Aさんは 「〇〇さんの お好きな順番で いいですよ。
私は なんでも 食べられますから」 と答えました。
男性が 良さそうな お肉を 取り分けてくれた時も、
「あ、 すみません。 ありがとうございます」 と、
どこか 他人行儀な 対応。
さらに、 男性が 「次は どこか 行きたいところ ある?」 と聞いた時。
Aさんは、 「どこでも 嬉しいです。
〇〇さんの おすすめなら、 きっと 楽しいでしょうから」
と、 完璧な 笑顔で 答えました。
Aさんは、 「相手を不快にさせない」
ことだけに 全神経を 使っていたのです。
でも、 その時の 男性の 本音は こうでした。
「接待されてる みたいで、 全然 楽しくない」
「彼女の 本音が どこにあるのか 分からなくて、
ずっと 気を張って 疲れてしまった」
「この人と 結婚しても、 ずっと
この 『能面のような関係』 が続くのかと 思ったら、 怖くなった」
■ 彼女が捨てていたのは、「自分という温度」
Aさんは、 「嫌われたくない」 という 強い 「守りのモード」 のせいで、
自分の 感情の 「温度」 を、 相手に 見せることを 拒んでいました。
「私は これが食べたい!」 とはしゃぐ姿。
「実は、 ちょっと これが苦手で…」 と困る姿。
そんな 「不完全で人間味のある姿」 こそが、
男性の 心を 動かし、
「この子を もっと 笑顔にしたい」 と思わせる ガソリン になるのです。
Aさんは、 ガソリンを 一滴も 入れないまま、
エンジンの かからない 車を 一生懸命に 磨き続けて いただけでした。


