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安心できる人と好きな人が〇〇理由

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第48回:なぜか別々に現れる理由

─ はじめに ─

「なんで、いつもそうなんだろう。」

好きになる人は、どこか危うい。

一緒にいるとドキドキするけれど、将来が見えない。

安心できない。

反対に、安心できる人は、どこか物足りない。

優しくて、誠実で、条件も悪くない。

でも、胸が高鳴らない。

「好き」という気持ちが、どうしても湧いてこない。

「安心」と「ときめき」が、いつも別々の人に宿っている。

この感覚、心当たりありませんか。

婚活をしている女性から、本当によく聞く言葉です。

「条件はいいのに、好きになれない」

「好きになれる人は、なぜか安定していない」

「安心できる人と、ドキドキできる人が、ぜんぜん違う」——。

でも今日、その「なぜいつも別々なのか」

という問いに、正面から答えたいと思います。

そしてその答えは、おそらくあなたが思っているものとは、

少し違うかもしれません。

─ 第1章:うまくいかない状態──「安心」か「ときめき」か、ずっと二択だった ─

Dさん、38歳。

彼女はこれまでの恋愛と婚活を振り返ると、

いつも同じパターンが繰り返されていることに気づいていました。

好きになった人とは、うまくいかなかった。

付き合えても、長続きしなかった。

どこか不安定で、安心できなかった。

でも、一緒にいるとドキドキしていた。

反対に、「いい人だな」と思える人とは、気持ちが盛り上がらなかった。

デートをしても、楽しいけれど、胸が高鳴らない。

「また会いたい」という気持ちが、なんとなく薄い。

そして気づいたら、自然消滅していた。

Dさんにはこんな口癖がありました。

「安心できる人を好きになれたら、それが一番なんですけどね。

でも、なんか、好きになれなくて。」

婚活を始めてからも、同じでした。

条件のいい相手に出会っても、「好き」という感覚が来ない。

「好き」という感覚がある相手は、なぜか条件面や安定感に不安がある。

「私って、安心できる人を好きになれない体質なのかな。」

Dさんはそう思い始めていました。

でも、それは「体質」ではありませんでした。

ある一つのことに気づいたとき、Dさんのその感覚は、根本から変わっていきました。

─ 第2章:「ときめき」の正体──それは本当に「好き」ですか ─

ここで一つ、少し踏み込んだ話をさせてください。

「ドキドキする」「胸が高鳴る」「頭から離れない」

——この感覚を、私たちは「好き」だと思っています。

でも、この「ドキドキ」の正体は、実は二種類あります。

一つは、「純粋な好意から来るドキドキ」。

相手のことが気になって、もっと知りたくて、

一緒にいたくて——そういう気持ちから来る高揚感。

もう一つは、「不安から来るドキドキ」。

この人は私のことをどう思っているんだろう。

次も会えるだろうか。

嫌われていないだろうか。

——そういう不安や緊張から来るドキドキ感。

実はこの二つは、心拍数が上がるという意味では、

体の反応がとても似ています。

だから、「不安から来るドキドキ」を「好き」

だと錯覚してしまうことが、非常に多い。

「この人のことが気になって仕方ない」と思っていたのが、

実は「この人の気持ちが読めなくて不安で仕方ない」

だったということは、恋愛においてよく起きることです。

つまり、「ドキドキする相手が好きな人」と感じていた感覚の多くは、

「不安定な相手に振り回されているドキドキ」だった可能性があります。

そして「安心できる人にはドキドキしない」のは、「安心できているから」。

つまり、不安がないからドキドキしない。

これは、その人を好きになれないことの証拠ではありません。

むしろ、その人といると本当に安心できているという、ポジティブなサインなのです。

─ 第3章:「安心」は、実はときめきの土台だった ─

「安心できる人には、ときめかない。」

この言葉を裏返すと、こうなります。

「ときめきを感じるためには、不安が必要だと思っている。」

これは、恋愛において非常によくある誤解です。

映画やドラマの恋愛描写は、ほとんどが

「ドキドキ」「すれ違い」「不安」「嫉妬」で成り立っています。

それが恋愛の「正しい形」のように刷り込まれてしまっている。

でも現実の、長く続く幸せな関係を見てみると、

そこにあるのはドラマのような激しいドキドキではありません。

「この人といると、自分らしくいられる」

「一緒にいて、ほっとする」

「何かあったとき、この人に話したいと思える」

「この人の笑顔を見ると、なんか嬉しい」

これが、長く続く関係における「好き」の姿です。

安心は、ときめきの邪魔をしているのではありません。

安心は、ときめきが育つための土台なのです。

土台がなければ、何も育ちません。

不安定な地面に種を蒔いても、根を張ることができない。

安心という土台があってこそ、

「もっと知りたい」「一緒にいたい」

という感情が、じっくりと深く育っていきます。

─ 第4章:Dさんの気づき──「私が求めていたのは、不安だったのかもしれない」 ─

カウンセリングを続ける中で、Dさんはあることに気づきました。

「好きだと思っていた人たちに、共通点があったんです。」

それは、「自分の気持ちが読めなかった」ということでした。

連絡が来たり来なかったりする人。

会えたり会えなかったりする人。

どこか謎めいていて、つかみどころのない人。

そういう相手に、Dさんは強く惹かれていました。

「あの人、今日は連絡くれるかな」とソワソワする感覚。

「また会えた」という安堵と喜び。

「今日はなんか冷たかった、どうしたんだろう」という不安。

これを、Dさんは「好き」だと思っていました。

でも実際には、これは「好き」というより

「依存に近い感覚」だったかもしれません。

相手の反応に感情が振り回されている状態。

相手が気になって仕方ないのは、

「その人のことが好きだから」ではなく

「その人のことが読めなくて不安だから」だったかもしれない。

一方、「安心できる人」はどうだったか。

連絡をくれる。

約束を守る。

話を聞いてくれる。

優しくしてくれる。

相手の反応に振り回される必要がない。

だから、ドキドキしない。

そして「ドキドキしない=好きじゃない」と判断してしまっていた。

「私が求めていたのは、ときめきじゃなくて、不安だったのかもしれない。」

Dさんはそう言いました。

その言葉を口にしたとき、Dさんの目には涙が浮かんでいました。

─ 第5章:なぜ「不安のドキドキ」を求めてしまうのか ─

では、なぜ「不安のドキドキ」を「好き」だと感じてしまうのでしょうか。

これには、いくつかの背景があります。

一つは、先ほどお伝えした「恋愛観の刷り込み」です。

ドラマや映画、小説の中の恋愛は、

ほとんどがドキドキや葛藤で描かれています。

「安定した関係」は、恋愛ものの物語の「ゴール」としては描かれても、

「過程」としてはほとんど描かれません。

だから無意識のうちに

「ドキドキしていること=恋愛している」

という方程式ができあがってしまっている。

もう一つは、過去の経験です。

初めての恋愛、強く惹かれた恋愛

——そこに「不安のドキドキ」があった場合、

その感覚が「恋愛のテンプレート」として記憶に刻まれていきます。

「あのときのあの感覚が、恋愛だ」という基準ができてしまう。

だから、その感覚がない相手には「恋愛感情がない」と判断してしまう。

でも実際には、その感覚は「恋愛」ではなく「不安」だったかもしれない。

そしてもう一つ。

これが一番本質的かもしれませんが、

「自分が大切にされることに、慣れていない」という場合があります。

優しくしてもらえること、安心させてもらえること、

ちゃんと連絡をもらえること——これが「当たり前」ではなく

「なんか物足りない」と感じてしまう場合、

それは自己肯定感の問題が絡んでいることがあります。

「こんなに良くしてもらえるのは、なんかおかしい気がする」

「私にはもったいない気がする」という感覚が

「安心できる人を好きになれない」につながっていることもあります。

─ 第6章:行動が変わった──「安心」を、もう一度感じ直してみた ─

Dさんが変えたのは、見方でした。

次に出会った「安心できる人」に対して、

Dさんは意識的に問いかけてみることにしたのです。

「この人のどんなところが、私を安心させてくれているんだろう。」

連絡をくれる。

——それは、私のことを気にかけてくれているということ。

約束を守る。

——それは、私との時間を大切にしてくれているということ。

話を聞いてくれる。

——それは、私のことに興味を持ってくれているということ。

優しくしてくれる。

——それは、私を傷つけたくないと思ってくれているということ。

一つひとつを丁寧に見ていくと、「安心できる」ということが、

いかに「大切にされている」ということかが、じわじわと伝わってきました。

そしてDさんは、もう一つのことも試してみました。

デート中に、「ドキドキするかどうか」ではなく、

「この人といると、自分はどう感じているか」に意識を向けてみることです。

「話しているとき、自然に笑えているな。」

「変なことを言っても、笑って受け取ってくれるな。」

「この人の前だと、なんか、素でいられる気がするな。」

その感覚を丁寧に感じていくうちに、

Dさんの中に、今まで感じたことのない温かさが育っていきました。

「ドキドキ」ではなく「ほっとする」。

「高揚感」ではなく「心地よさ」。

それが、Dさんが初めて感じた「安心の中のときめき」でした。

─ 第7章:結果が変わった──「安心」の中に「好き」を見つけた ─

Dさんはその後も、同じ意識でその人と会い続けました。

「ドキドキするかどうか」という判断軸を手放して、

「この人といると、自分はどう感じているか」を丁寧に感じていく。

3回目のデートが終わったあと、Dさんはこう言いました。

「なんか、この人のことを考えると、嬉しい気持ちになるんです。

ドキドキっていうより、温かい感じ。

これって、好きってことなのかな、って。」

そうです。それが「好き」です。

電撃でもなく、不安でもなく、振り回されることでもなく。

「この人のことを考えると、嬉しい」

「また会ったとき、ほっとする」

「この人の話を聞いていると、なんか楽しい」

——それが、安定した関係の中で育つ「好き」の姿です。

Dさんはその後、その方と真剣交際に進みました。

「今まで求めていたドキドキって、なんだったんだろうって思います。

今のほうが、ずっと幸せです。

ドキドキじゃなくて、毎日穏やかに嬉しい感じ。

こっちのほうが、私には合っていたんだなって。」

Dさんのその言葉が、私にはとても印象に残っています。

─ 第8章:「安心できる人を好きになる」ための、具体的なヒント ─

では、実際にどうすればいいのか。具体的なヒントをお伝えします。

① 「ドキドキするかどうか」を判断軸にするのをやめる

1回目のデートで「ドキドキしなかった」は、判断材料になりません。

「ドキドキ=好き」という方程式を、まず疑うことから始めてみてください。

② 「安心できる理由」を具体的に言葉にしてみる

「なんか安心できる」をそのままにせず、

「なぜ安心できるのか」を掘り下げてみてください。

その答えの中に、その人の魅力が隠れています。

③ 「この人といると自分はどう感じるか」に意識を向ける

相手を評価するのではなく、相手といる自分の感覚を観察してみてください。

笑えているか。素でいられているか。

リラックスできているか。

それが「好き」の芽です。

④ 3回会うまで判断を保留する

人は慣れるほどに素が出てきます。

安心できる人の「じわじわとした魅力」は、

1回や2回のデートでは見えないことがあります。

3回会ってみて、そのうえで感じたことを大切にしてください。

⑤ 「大切にされること」を、素直に受け取る練習をする

「こんなに良くしてもらっていいのかな」と感じたなら、

それを跳ねのけずに、ただ受け取ってみてください。

「ありがとうございます」「嬉しいです」と言葉にするだけでいい。

大切にされることに慣れていくことが、

「安心できる人を好きになる」第一歩です。

─ 第9章:「安心」と「ときめき」は、一人の人の中にある ─

ここで、一つ大切なことをお伝えさせてください。

「安心できる人」と「ときめける人」は、別々に存在するわけではありません。

一人の人の中に、両方あります。ただ、その順番が違うだけです。

不安定な関係では、最初にドキドキが来ます。

でもそのドキドキは、長続きしないことが多い。

不安が解消されるか、疲れてしまうかで、感情は消えていきます。

安定した関係では、最初に安心が来ます。

そして安心という土台の上に、少しずつ

「この人のことをもっと知りたい」

「一緒にいたい」

「この人を大切にしたい」という感情が育っていきます。

この「育っていく感情」こそが、長続きするときめきです。

最初の順番が違うだけで、行き着く場所は同じ。

いや、むしろ安心から始まった関係のほうが、

深く、長く、豊かに育っていきます。

「安心できる人にはときめかない」ではなく、

「安心できる人とは、ときめきが育っていく」。

その視点を、ぜひ持ってみてください。

─ 第10章:アラフォーだからこそ、「安心」の価値がわかる ─

20代の恋愛と、30代後半からの恋愛は、求めるものが変わってきます。

20代のころは、ドキドキや高揚感が恋愛の醍醐味だったかもしれません。

不安定でも、感情が揺れていることが

「生きている感じ」「恋愛している感じ」につながっていた。

でも30代後半から40代になると、人は少しずつ気づいていきます。

「振り回される恋愛は、しんどかった」

「感情が激しく動く関係は、疲れた」

「もっと穏やかで、安心できる関係がしたい」

その気持ちは、正しい成長です。

弱くなったのではなく、本当に大切なものが見えてきた証拠です。

アラフォーだからこそ、「安心」の本当の価値がわかる。

「この人といると、自然でいられる」「ほっとできる」「信頼できる」

——そういう感覚の重さが、年齢を重ねるほどにわかってくる。

その感覚を、「物足りない」と切り捨てないでください。

それは、あなたが本当に求めているものに、近づいているサインかもしれません。

─ 第11章:あなたへの問いかけ ─

少しだけ、立ち止まって考えてみてください。

過去に「好きだった人」を思い浮かべたとき——

その人のことが気になっていたのは

「その人のことが好きだったから」ですか?

それとも、「その人の気持ちが読めなくて、不安だったから」ですか?

「安心できる人には、ときめけない」と感じていたとき——

その人を「安心できる」と感じていたのは、どうしてでしたか?

その「安心の理由」を、丁寧に見たことがありましたか?

今、出会っている人や、出会いを振り返ったとき——

「ドキドキしなかった」で終わらせた相手の中に、

「話しやすかった」

「自然でいられた」

「また会ったとき嬉しかった」

という感覚はありませんでしたか?

どれかに「そうかもしれない」

と感じたなら、あなたの恋愛の見方は、今日から変えられます。

─第12章・おわりに:「安心」と「好き」は、一緒に来る ─

「安心できる人」と「好きな人」は、なぜいつも別々に現れるのか。

その答えは、今日お伝えしてきた通りです。

別々だったのではなく、

「安心できる人の中の好きを、見ようとしていなかった」

だけかもしれません。

「ドキドキしない=好きじゃない」という思い込みが、

目の前にある「好き」の芽を、

気づかないうちに摘んでいたのかもしれません。

「安心」は、物足りなさではありません

「安心」は、ときめきが育つための土台です。

そしてその土台の上に育つ「好き」は、

不安の上に咲いたドキドキよりも、

ずっと深く、ずっと長く、ずっと温かい。

Dさんが言っていた言葉を、もう一度思い出してください。

「ドキドキじゃなくて、毎日穏やかに嬉しい感じ。

こっちのほうが、私には合っていたんだなって。」

あなたにも、そんな「穏やかに嬉しい」

感覚を、ぜひ経験してほしいと思っています。

変えるなら、今日からです。

次に「安心できる人」と出会ったとき、

「ドキドキしないから違う」ではなく

「なぜ安心できるのか」を丁寧に感じてみてください。

その小さな意識の変化が、あなたの恋愛を大きく変えていきます。

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と感じたなら、それはすでに変わるサインです。

気づきは、行動に変えてこそ意味を持ちます。

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ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回も、あなたの恋愛と婚活に役立つ話をお届けします。

 

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