
「なんで、いつもそうなんだろう。」
好きになる人は、どこか危うい。
一緒にいるとドキドキするけれど、将来が見えない。
安心できない。
反対に、安心できる人は、どこか物足りない。
優しくて、誠実で、条件も悪くない。
でも、胸が高鳴らない。
「好き」という気持ちが、どうしても湧いてこない。
「安心」と「ときめき」が、いつも別々の人に宿っている。
この感覚、心当たりありませんか。
婚活をしている女性から、本当によく聞く言葉です。
「条件はいいのに、好きになれない」
「好きになれる人は、なぜか安定していない」
「安心できる人と、ドキドキできる人が、ぜんぜん違う」——。
でも今日、その「なぜいつも別々なのか」
という問いに、正面から答えたいと思います。
そしてその答えは、おそらくあなたが思っているものとは、
少し違うかもしれません。
Dさん、38歳。
彼女はこれまでの恋愛と婚活を振り返ると、
いつも同じパターンが繰り返されていることに気づいていました。
好きになった人とは、うまくいかなかった。
付き合えても、長続きしなかった。
どこか不安定で、安心できなかった。
でも、一緒にいるとドキドキしていた。
反対に、「いい人だな」と思える人とは、気持ちが盛り上がらなかった。
デートをしても、楽しいけれど、胸が高鳴らない。
「また会いたい」という気持ちが、なんとなく薄い。
そして気づいたら、自然消滅していた。
Dさんにはこんな口癖がありました。
「安心できる人を好きになれたら、それが一番なんですけどね。
でも、なんか、好きになれなくて。」
婚活を始めてからも、同じでした。
条件のいい相手に出会っても、「好き」という感覚が来ない。
「好き」という感覚がある相手は、なぜか条件面や安定感に不安がある。
「私って、安心できる人を好きになれない体質なのかな。」
Dさんはそう思い始めていました。
でも、それは「体質」ではありませんでした。
ある一つのことに気づいたとき、Dさんのその感覚は、根本から変わっていきました。
ここで一つ、少し踏み込んだ話をさせてください。
「ドキドキする」「胸が高鳴る」「頭から離れない」
——この感覚を、私たちは「好き」だと思っています。
でも、この「ドキドキ」の正体は、実は二種類あります。
一つは、「純粋な好意から来るドキドキ」。
相手のことが気になって、もっと知りたくて、
一緒にいたくて——そういう気持ちから来る高揚感。
もう一つは、「不安から来るドキドキ」。
この人は私のことをどう思っているんだろう。
次も会えるだろうか。
嫌われていないだろうか。
——そういう不安や緊張から来るドキドキ感。
実はこの二つは、心拍数が上がるという意味では、
体の反応がとても似ています。
だから、「不安から来るドキドキ」を「好き」
だと錯覚してしまうことが、非常に多い。
「この人のことが気になって仕方ない」と思っていたのが、
実は「この人の気持ちが読めなくて不安で仕方ない」
だったということは、恋愛においてよく起きることです。
つまり、「ドキドキする相手が好きな人」と感じていた感覚の多くは、
「不安定な相手に振り回されているドキドキ」だった可能性があります。
そして「安心できる人にはドキドキしない」のは、「安心できているから」。
つまり、不安がないからドキドキしない。
これは、その人を好きになれないことの証拠ではありません。
むしろ、その人といると本当に安心できているという、ポジティブなサインなのです。
「安心できる人には、ときめかない。」
この言葉を裏返すと、こうなります。
「ときめきを感じるためには、不安が必要だと思っている。」
これは、恋愛において非常によくある誤解です。
映画やドラマの恋愛描写は、ほとんどが
「ドキドキ」「すれ違い」「不安」「嫉妬」で成り立っています。
それが恋愛の「正しい形」のように刷り込まれてしまっている。
でも現実の、長く続く幸せな関係を見てみると、
そこにあるのはドラマのような激しいドキドキではありません。
「この人といると、自分らしくいられる」
「一緒にいて、ほっとする」
「何かあったとき、この人に話したいと思える」
「この人の笑顔を見ると、なんか嬉しい」
これが、長く続く関係における「好き」の姿です。
安心は、ときめきの邪魔をしているのではありません。
安心は、ときめきが育つための土台なのです。
土台がなければ、何も育ちません。
不安定な地面に種を蒔いても、根を張ることができない。
安心という土台があってこそ、
「もっと知りたい」「一緒にいたい」
という感情が、じっくりと深く育っていきます。
カウンセリングを続ける中で、Dさんはあることに気づきました。
「好きだと思っていた人たちに、共通点があったんです。」
それは、「自分の気持ちが読めなかった」ということでした。
連絡が来たり来なかったりする人。
会えたり会えなかったりする人。
どこか謎めいていて、つかみどころのない人。
そういう相手に、Dさんは強く惹かれていました。
「あの人、今日は連絡くれるかな」とソワソワする感覚。
「また会えた」という安堵と喜び。
「今日はなんか冷たかった、どうしたんだろう」という不安。
これを、Dさんは「好き」だと思っていました。
でも実際には、これは「好き」というより
「依存に近い感覚」だったかもしれません。
相手の反応に感情が振り回されている状態。
相手が気になって仕方ないのは、
「その人のことが好きだから」ではなく
「その人のことが読めなくて不安だから」だったかもしれない。
一方、「安心できる人」はどうだったか。
連絡をくれる。
約束を守る。
話を聞いてくれる。
優しくしてくれる。
相手の反応に振り回される必要がない。
だから、ドキドキしない。
そして「ドキドキしない=好きじゃない」と判断してしまっていた。
「私が求めていたのは、ときめきじゃなくて、不安だったのかもしれない。」
Dさんはそう言いました。
その言葉を口にしたとき、Dさんの目には涙が浮かんでいました。
では、なぜ「不安のドキドキ」を「好き」だと感じてしまうのでしょうか。
これには、いくつかの背景があります。
一つは、先ほどお伝えした「恋愛観の刷り込み」です。
ドラマや映画、小説の中の恋愛は、
ほとんどがドキドキや葛藤で描かれています。
「安定した関係」は、恋愛ものの物語の「ゴール」としては描かれても、
「過程」としてはほとんど描かれません。
だから無意識のうちに
「ドキドキしていること=恋愛している」
という方程式ができあがってしまっている。
もう一つは、過去の経験です。
初めての恋愛、強く惹かれた恋愛
——そこに「不安のドキドキ」があった場合、
その感覚が「恋愛のテンプレート」として記憶に刻まれていきます。
「あのときのあの感覚が、恋愛だ」という基準ができてしまう。
だから、その感覚がない相手には「恋愛感情がない」と判断してしまう。
でも実際には、その感覚は「恋愛」ではなく「不安」だったかもしれない。
そしてもう一つ。
これが一番本質的かもしれませんが、
「自分が大切にされることに、慣れていない」という場合があります。
優しくしてもらえること、安心させてもらえること、
ちゃんと連絡をもらえること——これが「当たり前」ではなく
「なんか物足りない」と感じてしまう場合、
それは自己肯定感の問題が絡んでいることがあります。
「こんなに良くしてもらえるのは、なんかおかしい気がする」
「私にはもったいない気がする」という感覚が
「安心できる人を好きになれない」につながっていることもあります。
Dさんが変えたのは、見方でした。
次に出会った「安心できる人」に対して、
Dさんは意識的に問いかけてみることにしたのです。
「この人のどんなところが、私を安心させてくれているんだろう。」
連絡をくれる。
——それは、私のことを気にかけてくれているということ。
約束を守る。
——それは、私との時間を大切にしてくれているということ。
話を聞いてくれる。
——それは、私のことに興味を持ってくれているということ。
優しくしてくれる。
——それは、私を傷つけたくないと思ってくれているということ。
一つひとつを丁寧に見ていくと、「安心できる」ということが、
いかに「大切にされている」ということかが、じわじわと伝わってきました。
そしてDさんは、もう一つのことも試してみました。
デート中に、「ドキドキするかどうか」ではなく、
「この人といると、自分はどう感じているか」に意識を向けてみることです。
「話しているとき、自然に笑えているな。」
「変なことを言っても、笑って受け取ってくれるな。」
「この人の前だと、なんか、素でいられる気がするな。」
その感覚を丁寧に感じていくうちに、
Dさんの中に、今まで感じたことのない温かさが育っていきました。
「ドキドキ」ではなく「ほっとする」。
「高揚感」ではなく「心地よさ」。
それが、Dさんが初めて感じた「安心の中のときめき」でした。
Dさんはその後も、同じ意識でその人と会い続けました。
「ドキドキするかどうか」という判断軸を手放して、
「この人といると、自分はどう感じているか」を丁寧に感じていく。
3回目のデートが終わったあと、Dさんはこう言いました。
「なんか、この人のことを考えると、嬉しい気持ちになるんです。
ドキドキっていうより、温かい感じ。
これって、好きってことなのかな、って。」
そうです。それが「好き」です。
電撃でもなく、不安でもなく、振り回されることでもなく。
「この人のことを考えると、嬉しい」
「また会ったとき、ほっとする」
「この人の話を聞いていると、なんか楽しい」
——それが、安定した関係の中で育つ「好き」の姿です。
Dさんはその後、その方と真剣交際に進みました。
「今まで求めていたドキドキって、なんだったんだろうって思います。
今のほうが、ずっと幸せです。
ドキドキじゃなくて、毎日穏やかに嬉しい感じ。
こっちのほうが、私には合っていたんだなって。」
Dさんのその言葉が、私にはとても印象に残っています。
では、実際にどうすればいいのか。具体的なヒントをお伝えします。
① 「ドキドキするかどうか」を判断軸にするのをやめる
1回目のデートで「ドキドキしなかった」は、判断材料になりません。
「ドキドキ=好き」という方程式を、まず疑うことから始めてみてください。
② 「安心できる理由」を具体的に言葉にしてみる
「なんか安心できる」をそのままにせず、
「なぜ安心できるのか」を掘り下げてみてください。
その答えの中に、その人の魅力が隠れています。
③ 「この人といると自分はどう感じるか」に意識を向ける
相手を評価するのではなく、相手といる自分の感覚を観察してみてください。
笑えているか。素でいられているか。
リラックスできているか。
それが「好き」の芽です。
④ 3回会うまで判断を保留する
人は慣れるほどに素が出てきます。
安心できる人の「じわじわとした魅力」は、
1回や2回のデートでは見えないことがあります。
3回会ってみて、そのうえで感じたことを大切にしてください。
⑤ 「大切にされること」を、素直に受け取る練習をする
「こんなに良くしてもらっていいのかな」と感じたなら、
それを跳ねのけずに、ただ受け取ってみてください。
「ありがとうございます」「嬉しいです」と言葉にするだけでいい。
大切にされることに慣れていくことが、
「安心できる人を好きになる」第一歩です。
ここで、一つ大切なことをお伝えさせてください。
「安心できる人」と「ときめける人」は、別々に存在するわけではありません。
一人の人の中に、両方あります。ただ、その順番が違うだけです。
不安定な関係では、最初にドキドキが来ます。
でもそのドキドキは、長続きしないことが多い。
不安が解消されるか、疲れてしまうかで、感情は消えていきます。
安定した関係では、最初に安心が来ます。
そして安心という土台の上に、少しずつ
「この人のことをもっと知りたい」
「一緒にいたい」
「この人を大切にしたい」という感情が育っていきます。
この「育っていく感情」こそが、長続きするときめきです。
最初の順番が違うだけで、行き着く場所は同じ。
いや、むしろ安心から始まった関係のほうが、
深く、長く、豊かに育っていきます。
「安心できる人にはときめかない」ではなく、
「安心できる人とは、ときめきが育っていく」。
その視点を、ぜひ持ってみてください。
20代の恋愛と、30代後半からの恋愛は、求めるものが変わってきます。
20代のころは、ドキドキや高揚感が恋愛の醍醐味だったかもしれません。
不安定でも、感情が揺れていることが
「生きている感じ」「恋愛している感じ」につながっていた。
でも30代後半から40代になると、人は少しずつ気づいていきます。
「振り回される恋愛は、しんどかった」
「感情が激しく動く関係は、疲れた」
「もっと穏やかで、安心できる関係がしたい」
その気持ちは、正しい成長です。
弱くなったのではなく、本当に大切なものが見えてきた証拠です。
アラフォーだからこそ、「安心」の本当の価値がわかる。
「この人といると、自然でいられる」「ほっとできる」「信頼できる」
——そういう感覚の重さが、年齢を重ねるほどにわかってくる。
その感覚を、「物足りない」と切り捨てないでください。
それは、あなたが本当に求めているものに、近づいているサインかもしれません。
少しだけ、立ち止まって考えてみてください。
過去に「好きだった人」を思い浮かべたとき——
その人のことが気になっていたのは
「その人のことが好きだったから」ですか?
それとも、「その人の気持ちが読めなくて、不安だったから」ですか?
「安心できる人には、ときめけない」と感じていたとき——
その人を「安心できる」と感じていたのは、どうしてでしたか?
その「安心の理由」を、丁寧に見たことがありましたか?
今、出会っている人や、出会いを振り返ったとき——
「ドキドキしなかった」で終わらせた相手の中に、
「話しやすかった」
「自然でいられた」
「また会ったとき嬉しかった」
という感覚はありませんでしたか?
どれかに「そうかもしれない」
と感じたなら、あなたの恋愛の見方は、今日から変えられます。
「安心できる人」と「好きな人」は、なぜいつも別々に現れるのか。
その答えは、今日お伝えしてきた通りです。
別々だったのではなく、
「安心できる人の中の好きを、見ようとしていなかった」
だけかもしれません。
「ドキドキしない=好きじゃない」という思い込みが、
目の前にある「好き」の芽を、
気づかないうちに摘んでいたのかもしれません。
「安心」は、物足りなさではありません
「安心」は、ときめきが育つための土台です。
そしてその土台の上に育つ「好き」は、
不安の上に咲いたドキドキよりも、
ずっと深く、ずっと長く、ずっと温かい。
Dさんが言っていた言葉を、もう一度思い出してください。
「ドキドキじゃなくて、毎日穏やかに嬉しい感じ。
こっちのほうが、私には合っていたんだなって。」
あなたにも、そんな「穏やかに嬉しい」
感覚を、ぜひ経験してほしいと思っています。
変えるなら、今日からです。
次に「安心できる人」と出会ったとき、
「ドキドキしないから違う」ではなく
「なぜ安心できるのか」を丁寧に感じてみてください。
その小さな意識の変化が、あなたの恋愛を大きく変えていきます。
今日のブログを読んで、「そうだったかもしれない」
と感じたなら、それはすでに変わるサインです。
気づきは、行動に変えてこそ意味を持ちます。
「また今度」と思った瞬間に、今日の気づきは薄れていきます。
だから、今日です。
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ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回も、あなたの恋愛と婚活に役立つ話をお届けします。